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『Timeless』朝吹真理子

作者は『きことわ』で芥川賞を受賞した朝吹真理子(1984年生れ)。私は2012年にこの本を読んだようです。
http://wako1202.blog50.fc2.com/blog-entry-414.html

「空から死は降ってこない。
降ってくるとしたら、
それは人間が落としている――。
芥川賞受賞から7年、待望の新作長篇小説。」

「恋愛感情も性関係もないまま結婚をした、うみとアミ。高校時代の教室、広島への修学旅行、ともに歩く六本木、そこに重なる400年前の土地の記憶、幾層ものたゆたう時間――。ぎこちない「交配」を経てうみは妊娠、やがてアミは姿を消す。2035年、父を知らぬまま17歳になった息子のアオは、旅先の奈良で、桜を見ていた……。」

本書は構成も表現もとてもおしゃれです。ファッション、音楽、美術、香水、食べ物、店など。それでいて、色々と解釈ができる暗喩が散りばめられています。かなり哲学的でもあります。本書の主人公はうみと息子のアオ(父親のアミがつけた名前)。

うみとアミは高校のクラスメートだが、高校時代から付き合いがあったわけではない。
登場人物の名前はとても個性的だ。水泳が好きで、クラゲに生まれ変わりたいといううみ。母親らしくない自由人の母の芽衣子と、ずっと別居している父。好きな人と子供を作るのが怖いというアミ。アミは被爆3世で、香料の研究をしている。アミはami(友達)かな?

タイトルのTimelessとは永遠の、時代を超えた、時間の枠に縛られないという意味のようだが、アオの姉であるうみの娘(実子ではない)はこよみという名前で「まいにちのきせつのめぐりをかんじるように」こよみという名前を実父がつけたと語っている。こよみの父はなくなり、アミは失踪する。

原爆が投下された広島。
モダン都市の六本木は坂が多く、お寺も多い。ミッドタウン、六本木ヒルズの路地に古い家屋や廃屋があったり、我善坊谷など、時代劇にそのまま出てくる名前も多い。ミッドタウンの前で江姫の火葬があったという。
そして歴史の街、奈良。

過去と未来、夢と現実が溶け合ったように展開していく。時を超えて溶けて層になっている海、うみ。

1部はうみが語り手で、2部は2035年、息子のアオが語っている。

感想の描きにくい、ストーリーを追いにくい本でした。魅力的で不思議な作品でもありました。

テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

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