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『蜜蜂と遠雷』 恩田陸

本書の著者は恩田陸(1964年、宮城県生まれ)で、本書で157回直木賞と本屋大賞を受賞しました。500ページを超える長編で、目下本屋で平積みになっているベストセラーです。

この本を持って入院しました。術後の1時間の安静時間(読書は禁止と言われてしまいました)を除いて、眼帯をした眼でずっとこの本を読み続け、2泊3日の入院中に読み終えました。病室でテレビを見る気がしないほど、面白かったです。

「私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説」

「3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。
養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。
第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?」と帯に書かれています。

まず、目次が面白い。エントリー、第一次予選、第二次予選、第三次予選、本選となっていますが、コンクールで弾かれる有名なピアノ曲に混じって、「ずいずいずっころばし」や「『ローキー』のテーマ」、「It's only a paper moon」といった曲名が入っています。???

そして次に芳ヶ江国際ピアノコンクールの課題曲と、主だった登場人物が弾く曲が全て紹介されていて、その後で本文が始まります。

本書はこのコンクールの2週間の開催中に有能な若いピアニストたち、恩師、調律師、出場者を支える人々、審査員、取材者たちの交錯した物語です。若いコンテスタントたちは天才的なピアノ演奏から刺激を受け、このわずか2週間の間に成長していくのです。

いくら素晴らしい耳と音感を持つ天才とはいえ、風間塵のように16歳で、自分のピアノも持っていないのに、コンクールで入賞するほど難曲が弾けるようになるものでしょうか。早くにピアノに挫折した者としてはあり得ないと思わざるを得ません。

この塵は今は亡き伝説のピアニスト、ユウジ=フォン・ホフマンからの

「皆さんに、カザマ・ジンをお贈りする。文字通り、彼は『ギフト』である。恐らくは、天から我々への。だが、勘違いしてはいけない。試されているのは彼ではなく、私であり、皆さんなのだ。
彼を『体験』すればお分かりになるだろうが、彼は決して甘い恩寵などではない。彼は劇薬なのだ。
中には彼を嫌悪し、憎悪し、拒絶する者もいるだろう。しかし、それもまた彼の真実であり、彼を『体験』する者の中にある真実なのだ。
彼を本物の『ギフト』とするか、それとも『災厄』にしてしまうのかは、皆さん、いや、我々にかかっている。
ユウジ=フォン・ホフマン」

という推薦状を持って現れたのです。

そして塵は「狭いところに閉じこめられている音楽を広いところに連れ出す」ことをテーマにピアノを弾いているのです。

たくさんのピアノ曲が紹介されていますが、私にはその中の数曲しか曲名とメロディが一致しません。著者恩田は3回に一度開催される浜松国際ピアノコンクールに4回通ったと言っています。ずいぶんクラッシックに造詣の深い人です。それにしても演奏シーンの描写の豊かなことに驚嘆するばかりです。病床でiphoneのyoutubeでその曲を聴きながら読みました。この曲を風間塵や栄伝亜夜はどんな風に弾いたのか。

本文の最後のページにこのコンクールの結果が書かれています。私は途中で、クラシックに並々ならぬ知識を持つ恩田陸の経歴を知りたくて、後ろからページを開け、それを見てしまいました。サスペンスドラマの最後を途中で知ってしまったのと同じです。お読みになる方、お気をつけください。

今写真を撮っている私はこんな風な写真を撮りたいと思いました。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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