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『声の娼婦』他 稲葉真弓

作者稲葉真弓は1950年愛知県生まれ、2014年64歳で死去。

稲葉の著書を読むのは、2011年の谷崎潤一郎賞をはじめ各賞を受賞した『半島へ』に続き、2冊目になります。

本書は「声の娼婦」、「私の知っている彼について」、「浮き島」、「魔草」の中短編4編から成っています。 

「ひとり都会に暮らす女たちの様々な心の風景。埋められない孤独と断絶感を抱きながら、都会の片隅にひとり暮らす女たち。結婚、仕事――揺れ動く心のかたちと生きかたを細緻な筆で描く秀作集。」

「ただあなたの耳が欲しい。深夜、ひとり暮らしの男女をつなぐ電話。閉ざされていた女の心が変わりはじめた。現代の女たちを描く作品集。」

声の娼婦
主人公は国会図書館を思わせる巨大な図書館の司書。
都心の歓楽街にあるマンションに引っ越しをした。彼女は5年ごとに何もかも捨てて、引っ越しをする。ある夜中、つながったばかりの新しい電話が鳴り、「銀の葡萄? あなたは耳の女ですよね」と問う男性の声。夜中に声だけでつながる男女。エロティックだが、孤独で静謐で透明な時が流れる。図書館では田舎の庭の砂を本棚の上にそっとピラミッドのように置く男性。

魔草」
親から譲り受けた古いアパートの大家の雛子
「私はたぶん、ありふれた一人暮らしの、どこがどういうこともない時間の中で、とくにあがきもせず、自分をみじめだとも思わず、這い上がろうとも落ちようとも思わず生きていられるたちの人間なのだ」
「それが幸福かどうかはわからない。ただ不幸でないことだけは確かだった。そう思いつつ、自分では想像もしなかった人生に足を踏み入れる瞬間もあるのだ」
「だれも知らない場所に、平然と秘密を植え込む自分がいる。それどころか,魔草と一緒になって闇の中でそよいだ自分を知っているのだ」

ちょっと不思議な本でした。

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