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『ダブル・ファンタジー』by 村山由佳

女性がここまで性描写を書くかという恋愛小説です。

本書は2007年6月より2008年8月まで『週刊文春』に連載され、2009年に発行され、柴田錬三郎賞、中央公論文藝賞、島清恋愛文学賞を受賞しています。

帯には「どうしてわかってしまったのだろう。こういうふうにされるのが好きな女だと」「奈津・35歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。”外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さーー。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ見も心も燃やしつくせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためならーそのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。『そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる』」と書かれています。

作者村山由佳(1964年生まれ、2003年直木賞受賞)は2009年の中央公論文藝賞の授賞式で再婚を発表しています。
「小説がどうしても書けなくなったために、あれほど心血注いで造りあげた鴨川の農場と家を離れ、独りになることを選び、ぎりぎりの思いの中で『W/F(ダブルファンタジー)』を書きあげた」と。

村山は物書きとして覚悟を決めて生きるために3カ所大きな入れ墨までした人です。

主人公の奈津は本文の中で家を出るきっかけとなった敬愛していた演出家に、後につき合うことになる男優に「つき合うのは勝手だが、獲って食われるなよ。あの女、ああ見えて中身は男だぞ」と言われる。

母親からの呪縛から逃れ、夫からの創作への関与からも逃れ、一人で立つことを決意する。作者は「人生のともしびのような男より、人生の花火が欲しかった」と語っている。

ヒリヒリするような孤独を覚悟に、自立に向う女性のお話です。

初出が『週刊文春』なので、村山がその読者に合わせたからなのかこれほどのセックス描写を必要だと思って書いたのかわかりませんが、性描写がリアルです。夫、演出家、大学の先輩、俳優、それにデリバリーの商売男、僧侶と奈津がかかわった男が次々と出てきます。

面白かったですが、本書は賛否両論あるでしょうね。

どうしてこの本が『ダブル・ファンタジー』なのかと思った時にジョンレノンとオノヨーコのDouble Fantasyを思い出しました。本歌どりでしょうか。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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