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『二重らせん DNAの構造を発見した科学者の記録 The Double Helix』by James D. Watson

本書はDNA(デオキシリボ核酸)が二重らせん構造になっていることを発見し、ノーベル賞を受賞したジェームス・ワトソン(1928生)著の「DNAの二重らせん構造はどのように発見されたのか 共同発見者のフランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスらとの出会いから、「多才な巨人」ライナス・ポーリングの猛追をかわして、二重らせん構造の発見に至るまでの、その舞台裏をワトソン博士が赤裸々に綴った感動のドキュメント」です。

科学関係の本を読んだのは子供の時以来です。周りに理系の人がほとんどいない文系環境で、私はうんざりするほどの科学音痴です。なぜ本書を読むことになったのかというと、以前読んだ『知の逆転』のインタビュイーの一人がこのワトソン博士で、その本で参考文献として『二重らせん』が挙げられて、興味をもったからです。

DNAのヒトゲノムの全塩基配列を解析できたというニュースが流れたのは2003年(数年前かと思っていたら10年以上前!)。それはワトソン博士がDNAの二重らせん構造を発見した1953年から50年目のことでした。山中伸弥博士がiPS細胞が初期化され多能性を持つことの発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞したのが2012年。そして今年はスタップ細胞の存在や如何、小保方晴子さんの論文の問題は自殺者まででる大騒ぎとなりました。

そんな意味でも、本書は科学者たちがどのように生活し、研究し、仲間と議論し、新発見し、発表するのかがとてもよくわかる本でした。物理学、化学、生物学、医学、数学は別々の学問だと思っていましたが、科学はみなリンクしていて、科学者が自分の興味の向くまま、あれこれ研究を進めていく様子がよく分かりました。

若い研究者たちは奨学金が下りなかったり、研究に行き詰まって、興味が逸れたりしながらも、先行研究を読み、知らない分野の教えを請い、議論を重ねながら、研究を進めていきます。いい研究発表ができなければ、予算の獲得ができません。理研の再生科学総合研究センターの今回の「事件」も成果を急ぎすぎたからだと思われます。

ロザリンド・フランクリンという女性科学者がワトソン、クリックと同じキングスカレッジ・ロンドンで結晶学の研究をし、DNAのX−ray写真を撮り、データを収集していました。しかし、彼女は上司モーリスとの確執もあり、研究室を去り、二重らせんに到達せず、ノーベル賞の共同受賞から漏れ、37歳で早世してしまいます。彼女ついては『ダークレディと呼ばれて 二重らせん発見とロザリンド・フランクリンの真実』という本があります。

かれらは時に普通の学生のようにキャンパスライフを楽しみ、研究し、世紀の発見をしました。時に研究をめぐる人間関係の悪化もありました。大声で自分の研究内容をしゃべりまくるフランシス。

ワトソンはフランシスと毎日4、5時間議論をする。

紙と鉛筆の代わりに道具として使われたのは一見幼稚園の子供の玩具そっくりの分子模型だった。彼らはいつも上司の許可を得て、工作室に模型づくりを頼み、その模型を動かしながら、議論しながら考えを進めていった。

DNAの二重らせんを発見し、『ネイチャー』に論文を発表したのは若干25歳の時でした。

本書の出版は古く1968年ですが、2012年に新書として出版されました。きっと今タイムリーだからでしょう。
せめて常識程度にでも化学がわかっていたら、読後、理解は深まっていただろうに。。。

****
一ヶ月もすれば忘れてしまうので、以下は自分のためのメモ書きです。自分の文すると間違えそうなので、基本、引用としました。

アメリカ人ワトソンが「1951年春、すでにDNAの虜になっており、その生化学を勉強するために学位取得後の特別研究員の資格でヨーロッパに来ていた。遺伝子の実態を知りたいという願望を持って」時は23歳。

「細菌のウィルス(バクレリオファージ)は裸の遺伝子の一形態ではないだろうか」
「細菌は交配し、遺伝子組み換えをする」 ここから遺伝子組み換えが出てくるんですね。

ロザリンドは「糖とリン酸の骨格は分子の外側に証拠がある」これは二重らせんの構造にぴったりと当てはまった。
彼女はDNAをA型とB型に分類し、B型と呼ぶ3次元形態の写真を撮ることに成功する。「彼女はX線による構造解析の研究がしたかったので、たまたま対象がDNAだった。」

「遺伝子の複製は、始めに二本の同じ鎖が分離する.それからそれぞれの親の鎖を鋳型にして、二本の新しい娘の鎖が作られ、それによって元の分子とまったく同じ二個のDNA分子ができることになる」

「アデニンとチミン、グアニンとシトシンが対を作るということは、二本のねじれ合った鎖の塩基の配列がお互いに相補関係にあるということ」

ときに教科書の出ている図はみんな間違っていた。

「モーリスのDNAに対する熱意はそれほど強くはないように思えたので、フランシスはいつもイライラしていた」

モーリスは当時から「多重らせん」という言葉をつかっていた。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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