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『サクリファイス』by 近藤史恵

作者近藤史恵は1969年生れ。本書は2007年刊行。本屋大賞2位、大藪春彦賞受賞。

これはロードレースの青春サスペンス小説と呼んでいいでしょうか。
主人公白石誓は23歳、プロのロードレースチームの所属する新人ロードレーサー。

私自身は自転車はママチャリにしか乗れませんが、我が家には夫の愛車のロードレーサーが室内に4台も鎮座ましましているのです。夫は毎年のツールドフランスはテレビの前に釘付け、そして自転車ツーリングのブログを書いているので、私はそれを読んでいるうち、自転車用語は耳慣れてきていました。そして我が家のテーブルには、あんぱんやら、どら焼きがちょっとつぶれた状態で置かれています。
そんなで些末な自転車用語で引っかかることなく、この本が読めました。

「ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすことーー。陸上選手から自転車競技に転じた大石誓はヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちのとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。」

主人公の白石誓は、ロードレースで「エース」を勝たせるために走る「アシスト」という役割を担う。エースのために献身的に身を犠牲にして、最後エースがゴールを切るのをアシストする「サクリファイス」、自己犠牲。

誓は中学時代将来を有望視される陸上選手だった。が、「一着でゴールを切っても、感じるのは困惑だとか、居心地の悪さだけだった。(中略)ただ、走るだけ走って、あと放っておいてくれれば、どんなにいいだろうかと思ったほどだった。」と語る。一位になるためのプレッシャーや注目を好まない。ただひたすら走ることが好きなのだ。そんな誓は自分が「アシスト」に向いていると思っている。

誓は最後、かつての恋人の彼氏に「偽善者」と言われるが、穏やかで、スポーツマンらしい爽やかさを持つ「いい人」なのだ。

そしてチームのエース石尾は「アシストを徹底的に働かせるとこ。それがかつためには必要だ。自分のために働かせて、苦しめるからこそ、勝つことに責任が生まれるんだ。奴らの分の勝利も、背負って走るんだ」と言う。勝者として記録に残るのはエースの名前だけ。エースは「力つきたぼくの背中を踏みつけて飛び立つ鳥のように、彼はゴールに向って走っていった」。「捨て駒」、それこそがアシストの仕事だ。

そしてヨーロッパのレースで大事故が起こる。それは単なる事故なのか。誰かに仕組まれたものなのか。

いつか世界報道写真展で世界の王者アームストロングのシリーズ写真を見ました。彼もドーピングで自転車の世界から消えていきました。

あっと言う間に読み終えました。面白かったです。

今は通っているジムがメインテナンス日で5日間休業です。仲間は他店のジムへ行くようですが、私は暑いし、ゆっくりとうちで、たまった写真の整理をしています。でも、最近光るような写真が撮れません。。。。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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