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『永遠の0』by 百田尚樹

二人の若い友達の推薦で読み始めた本です。涙涙の本だと薦められました。

本書の「0」とは零戦の0で、第2次世界大戦末期の零戦パイロットのお話です。

本書は2006年発売、著者百田尚樹は本書で作家デビュー。百田氏は本年『海賊とよばれた男』で本屋大賞を受賞しています。

ワシントンDCにあるスミソニアン航空宇宙博物館でこの0戦を見たことがあります。
Mitsubisi A6M5 ZEROで、極限まで軽量化されて、当時最高の操縦性で無敵の戦闘機です。1942年7月にアリユーシャンにほとんど無傷で不時着した(操縦士は撃たれており死亡していた)機体でアメリカで徹底的に研究されたそうです。
全長9m、全幅12m。遠くから日の丸が見え、思ったより小さく、ちょっとずんぐりとした戦闘色をしていました。

DSC_0660.jpg

本書は司法試験に落ち続けぶらぶらしている佐伯健太郎が語り部で、そのフリーライターの姉と一緒に零戦の特攻隊として散った祖父宮部久蔵を調べるため、祖父を知る人を一人一人尋ね、インタビューしていくという形式をとっています。祖父宮部久蔵は「大正8年東京生まれ。昭和9年、海軍に入隊。昭和20年南西諸島沖で戦死」。祖父は零戦21型で鹿児島県の鹿屋を飛び立ち、未還機となります。

プロローグで「タイコンデロガ」という米軍空母で零戦と戦った米軍の砲手の話からはじまり、、エピローグでまた同じ砲手の話で終わります。本書は12章から成り、10名の祖父を知る人のインタビューから祖父の人となりと戦争の悲惨さが描かれています。

宮部は「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」と言い続けた。なぜ特攻隊として零戦に乗り、命を落としたのか、孫の健太郎は終戦から60年目の、祖父の生涯を調べ始めた。「臆病者」と言われるほど、慎重に戦闘機を操縦し、戦った名パイロット。

いかに日本国海軍の指揮官、日本の指導者が日本男子を戦うための補充のきくコマとしか考えていなかったか。私は友達ほど涙涙とはなりませんでした。むしろ憤りながら読んでいました。

本書は戦友たちのインタビューの部分はとても生き生きした描写で書かれていますが、現代に生きる姉の恋愛、おどろきの最終章はなぜか不自然で、その部分は本書には不要だと思いました。

10数年前に完読できなかった『失敗の本質』をもう一度読んでみたいと思いました。

最近愛国心をくすぐるエンターテインメント小説が売れているそうです。本書発売となった2006年は「ちょうど安倍首相の『美しい国へ』がベストセラーになった年です。石田衣良氏はこれを「右傾エンタメ」と呼んでいて、本書がその走りとなったと言っています。
でも私は本書がそのようにカテゴリーにはいるとは思いませんでした。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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コメント

現代の箇所、驚くほど不要ですよね。

コメント、ありがとうございます。
そうですね。せっかくの史実が薄まりますね。

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