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『空飛ぶタイヤ』池井戸 淳

『空飛ぶタイヤ』池井戸潤著

前回の『下町ロケット』に引き続き、池井戸潤の2006年刊行の企業小説『空飛ぶタイヤ』を読みました。同書は直木賞候補となり、2009年wowowでテレビドラマ化されています。

著者池井戸潤は元三菱銀行社員でした。この本はフィクションですが、2002年に実際に起きた三菱自動車の脱輪事故とリコール隠しを下敷きに書かれています。読んでいてフィクションのような気がしません。この本も面白くて一気に読みました。

本書の「ホープグループ」は重工を筆頭に、銀行、商社、自動車を持つ財閥系の会社となれば、読者の頭の中は完全に「三菱グループ」。一度信用が失墜してしまった会社はダメージが大きいのがわかります。

本書では、

ある日、赤松運送(従業員50人ぐらいの2世社長の運送会社 テレビドラマでは社長赤松徳郎を仲村トオル)のトレーラーのタイヤが走行中に外れ、死傷事故を起こしてしまう。 事故原因を整備不良と決めつけられ、赤松の会社は大口の仕事を失い、ホープ銀行からは融資を断られ、社会のバッシングを浴び、会社は倒産寸前の危機に。しかし、若い整備士が整備記録をきちんととっていたので、社長赤松は整備不良ではないとの確信を得て、社員と家族を守るべくトラックの製造元の大企業ホープ自動車に立ち向かうことを決意する。

その頃、ホープ自動車内部では不祥事隠蔽の秘密会議があった。次第に明かされるホープ自動車とホープ銀行の内幕。巨大組織に立ち向かう中小企業。

本書のベースとなったのは、2000年に発生した三菱自動車工業(三菱自工)の乗用車部門およびトラック・バス部門(通称"三菱ふそう")による大規模なリコール隠しです。

以下wiki参照 http://ja.wikipedia.org/wiki/三菱リコール隠し

「その後も、2004年にトラック・バス部門の更なるリコール隠しが発覚。乗用車部門も再調査され、国土交通省によると2000年時点の調査が不十分だったことが判明した。これが決定打となって三菱自工・三菱ふそうはユーザーの信頼を失い販売台数が激減、当時筆頭株主であったダイムラー・クライスラーから資本提携を打ち切られるなどの深刻な経営不振に陥ることとなった。

また、2000年8月27日には警視庁交通捜査課などが道路運送車両法違反の疑いで三菱自工本社や岡崎工場(愛知県)など5ヵ所を家宅捜索した。
東京地方検察庁は翌2001年4月25日、1999年の運輸省の立入検査で約10,300件の不具合情報を隠したとして、三菱自工の副社長らを道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で書類送検した。副社長らは5月8日、東京簡易裁判所から罰金20万円、法人としての三菱自工も同40万円の略式命令を受けた。この時点で、国土交通省から全ての欠陥情報を開示するよう求められたが、1997年以前の情報を隠し、クラッチやハブの欠陥対策をとらなかった。

このリコール隠しで三菱自工は市場の信頼を失い販売台数が急減し、経営再建途中にあったが、2002年に発生した子会社の三菱ふそうトラック・バスのタイヤ(ホイール)脱落事故について、構造上の欠陥およびリコール隠しの疑いが濃いことが明るみに出た。
同年5月6日、大型トレーラーのタイヤ脱落事故で三菱ふそう前会長ら7人が神奈川県警察に逮捕され、同月27日に国土交通省は5人と法人としての三菱ふそう・三菱自工を同県警に刑事告発した。さらに、6月10日には別の事故で三菱自工の社長や上記7人が、神奈川県警察・山口県警察などに逮捕された。

その後、延べ4,000人以上を動員して販売会社に残っていた過去全ての不具合記録を自主的に分析し、1998年以前の100件以上の欠陥を発表した。なお、2000年以降、乗用車ではリコール隠しや闇改修は行われていなかった。
2006年9月にはユーザーから寄せられた不具合情報を共有可能とする新品質情報システムの導入を発表した。これにより、不具合の原因究明における統計分析の迅速化や、販売会社での修理手順・見積もりの照会などを可能とし、品質改善の迅速化を図っている。
本事件は刑事裁判となり、全てが三菱自工および三菱ふそう側の有罪で確定した。」

と、こういう事件です。

本書では必死に真相解明に向け、踏ん張る赤松(仲村トオル)と社員たち(ドラマでは大杉蓮他)、ホープ自動車の社員(田辺誠一他)とホープの名を守るため暗躍する常務(國村隼)。ホープ自動車と赤松運送への融資を審査するホープ銀行(萩原聖人)。それに事件を嗅ぎ付けた雑誌記者(本では男性、ドラマは水野美紀)。捜査する警察(遠藤憲一)

この本を読んでいる時に折しも三菱自動車のリコールが発生し、揃って頭を下げる三菱の男性たちがテレビに映っていました。

またさらに池井戸の著作を読みたくなりました。

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