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『原稿零枚日記』小川洋子

変な本だ。

小川洋子の本を読むのは3冊目。なかなか筆が進まない作家の日記なのだが、その日々は平凡なようで、半透明のひらひら揺れるカーテンをすり抜けるように異次元の世界ににすうっと入り込んでしまう。

ある年の9月から翌年の8月までの日記だが、子供の頃の話と今を行ったり来たり。日記なのだから当然「私」なのだが、世にも不思議な話風の短編小説の趣。

「私」は子供の頃本をそのまま暗唱し、発表するという「暗唱クラブ」で、たくさんの本をそのまま暗唱し、長じて新人賞の下読みをし、それにあらすじをつけるという仕事をすることになる。作者は「あらすじ」の名人となり、現在は「あらすじ教室」の講師でもあり、作家。原稿は遅々として進まない。

子どもがいる訳でもないのに小学校の運動会フリーク。しかも、誰にも気配を感じさせないように違和感なくそこにいて運動会を楽しむ。子泣き相撲などに見入る。「私」も風にそよぐ紗のカーテンのような人だ。

小川洋子は何を見つめているのだろうか。セピアっぽい、少し淀んだ淡い色彩を感じさせる本だ。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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