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『お父やんとオジさん』伊集院静

初めて伊集院静の本を読みました。テレビで伊集院静という人を見たことはありましたが、何の予備知識もありませんでした。ただ今は亡き夏目雅子の夫であったということ以外は。

『小説現在』に2007年より「ボクのおじさん」というタイトルで連載されていたのを、2010年6月、『お父やんとオジさん』と改題され、単行本出版となりました。

この本のテーマは家族の絆です。その背景は太平洋戦争末期から朝鮮戦争時の日本と朝鮮に住む在日韓国人です。

私は川崎生まれなのに,周りにあまり在日の人がいなく、(今でこそ、本名を名のる人が増えてきましたが、当時は日本名を名のっていたので、知らなかっただけかもしれない)テレビドラマで見る以外はほとんど知らずにいました。日本における外国人問題を考える時,いつも在日の人たちの存在が底流に太く流れているのに気づいたのは、難民の研究を始めてすぐでした。

何度か在日の問題をテーマとするシンポジウムにいきました。その時でも、日本の入国管理法といったシステムの枠の中で捉えていたように思います。

この本は小説なので、作者の筆力により、リアルに当時の息づかいが感じられます。お父やんは作者の父親で日本で事業に成功した「男の中の男」といった人物。オジさんは母親の弟で、終戦後、祖国独立のため,朝鮮へ帰国し,朝鮮戦争に巻き込まれました。

在日韓国人二世である直治(作者)の家へ 韓国からオジさんが 東京オリンピックの応援団として19年振りに 里帰りを兼ねて帰って来た。 叔父さんは韓国で陸軍大佐まで成った人で直治の憧れの人です。父親と息子の葛藤もあります。直治が父親の番頭役だった人から聞くお父やんが単身朝鮮半島に乗り込んで、弟を救出するにいたるなが~い家族のお話です。


時代が時代とはいえ,こんな人物,本当にいるのかなと思わせますが、お父やんを駆り立てるのは家族の絆と愛なのです。

「(韓国へは)潮の加減が良けりゃ一晩で行けるぞ。国境? そんなもんが海の上にあるものか。わしは一度も見たことがないぞ」
「私には難しいことはわかりません。……しかし共産主義よりも民主主義よりも大切なのは家族じゃないんですか」。
こんなセリフを吐くお父やんなのです。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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