プロフィール

wako1202

Author:wako1202
FC2ブログへようこそ!

進行中の趣味:写真、旅行、水泳、読書
中断中の趣味:ダイビング、書道

Nest: 横浜

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Welcome from 020311

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

月別アーカイブ

『松本重治伝 最後のリベラリスト』開米潤

松本重治(1899-1989)をご存知ですか。知らない人が多いのではないかと思います。

松本は1936年に中国で起きた「西安事件」(蒋介石が部下の張学良に監禁された事件)を世界に先駆けてスクープしたことで知られるジャーナリストです。松本は自らをリベラリストと称していたそうです。著者、開米潤はジャーナリストで、彼曰く、「松本教の信奉者」です。

本書は松本の出会った師、友を通して、満州事変から昭和の終わりまでの時代背景を描く歴史書でもあります。その意味で興味深い本でした。

松本は内村鑑三、朝河貫一、新渡戸稲造、チャールズ・ビーアド、高木尺八、樺山愛輔らの薫陶を受け、矢内原忠雄、鶴見祐輔、前田多門、岩永裕吉などに出会い、リベラリストとしての土台を築いていきます。そして、「松本イズム」は國廣正雄、松山幸雄、粕谷一希、本間長世などに受けて継がれていると開米は言っています。

戦中、松本は和平のため誠意努力をするのですが、戦争を止めることはできなかった、そして、戦前松本が近衛文麿ときわめて近く、そのブレーン的存在でもあったことに対する批判、掘り下げが本書は欠けていると思います。

戦後、松本は今も六本木にある国際文化会館の創設においても尽力し、2代目の会長となります。財団法人国際文化会館は日本と世界の人々との間の文化交流を通じて国際相互理解の増進をはかることを目的に設立されたものです。アカデミックフィールドにいる人たちの交流の場となっています。

私が初めて松本重治の名前を聞いたのは、私の職場、国際日本語普及協会で仕事をするようになってからです。松本は当協会の初代の理事長で、現理事長より、立派な方だったとお聞きしていました。残念ながら、一度もお目にかかったことはありません。

私の入会当時は会の例会や交流会も国際文化会館(I-House)で行われることも多かったし、オーストラリアの大学院の恩師が来日の際には、I-Houseに宿泊し、ここでお会いしていたので、よく知っています。

松本が生涯忘れなかった言葉は、アメリカの歴史学者チャールズ・ビアードの「日米関係の核心は中国問題である」だそうです。これは今も変わりませんね。

この本は渡米前に読みたかった。(まだ発行されていなかったけれど)

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

<< 残暑の鎌倉 | ホーム | ランジェリー >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム