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『水死』大江健三郎

大江健三郎の『水死』を読みました。大江自ら「最後の小説」と言っている作品です。

私にとって大江は懐かしい作家です。最後に読んだ本は『静かな生活』で,もう長~い間、読んでいませんでした。
私の学生時代、大江健三郎は11歳年上の安部公房(晩年ノーベル賞候補だった)と人気を二分していて、当時流行っていた読書会でよく取り上げられたりしていました。私はどちらかと言えば大江派でおそらく『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』までの作品は全部読んだのではないかと思います。自分の書棚を見ると大江の初版本がかなりあるようです。

大江の作品は一文が長く,連体修飾が多用されていて,翻訳本を読んでいるようだと思いました。小説家の文体というものを意識し出してから,何という悪文なのかと思いました。すんなり読めず、行きつ戻りつしながら、読んでしまうのも作家の戦略なのではないかと思ったくらいです。でも,引きつけられるものがたくさんありました。

この本は大江の私小説とも言えるものです。最近の本を読んでいないので、現実の誰をなぞったものか分らない主要登場人物が何人もいました。
長江古義人 大江健三郎
千樫    大江ゆかり
アカリ   大江光
六隅先生  渡辺一夫
塙 吾良  伊丹十三

劇団主宰者の穴井マサオと主演女優のウナイコはモデルのいるのでしょうか。

この本はレイトワークと称し、過去のいろいろな本が引用されたり,その背景が描かれています。大江の勧めるリリーディング(再読)をしてみたくなりました。若い頃読んだ印象とかなり違うことでしょう。(でも、ちょっとしんどい。やはりそんな作家です)

「9条の会」は大きく育ってきましたが、発起人の小田実、加藤周一、そして今年は井上ひさしが亡くなりました。大江についてはいろいろな批判も耳にしますが、「小説家」を卒業し、「民主主義者」として,どんな「レイトワーク」をしていくとか楽しみにしています。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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