プロフィール

wako1202

Author:wako1202
FC2ブログへようこそ!

進行中の趣味:写真、旅行、水泳、読書
中断中の趣味:ダイビング、書道

Nest: 横浜

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

07 | 2016/08 | 09
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Welcome from 020311

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

月別アーカイブ

『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎

谷崎潤一郎(1886年ー1965年、東京日本橋生まれ)は、言わずと知れた昭和文壇の大御所です。

若い頃、数冊読んだことがありますが、好きな作家ではありませんでした。そういえば、谷崎現代語訳『源氏物語』も途中で放り出してしまっていたなあ。

それが「ほの暗い闇のうちに見つけた日本的な美の本質」を探ろうと手に取ってみました。

文庫本の帯に「まあどう云う具合になるか、試しに電燈を消してみることだ」

「『人はあの冷たく滑らかなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一個の甘い塊になって舌の先で解けるのを感じ、本当はそう旨くない羊羹でも、味に異様な深みが添わるように思う』ー西洋との本質的な相違に目を配り、かげや隅の内に日本的な美の本質を見る」

本書は全集第20巻、21巻の集録されています。昭和5年から23年に発表された随筆です。
1 陰翳礼讃 
2 懶惰の説 
3 恋愛及び色情 
4 客ぎらい 
5 旅のいろいろ 
6 厠のいろいろ

谷崎の美へのこだわりが書かれています。自分にとっての美を求めてのインテリアのこだわり。私自身はそんなにこだわっていないけれど、目が悪いのに、居住空間の蛍光灯は避けています。

昭和初期から前半に書かれたものなのに、全く古くさくないのです。西洋と東洋、世代格差も今の話のようです。

「ある程度の薄暗さと、徹底的に清潔」で「蚊のうなりさえ耳につくような静けさ」がある厠で、「しとしと降る雨の音を聞くのを好む」

女性の考察はどうでしょうか。昔の「奥」「奥さん」、「闇の中に住む彼女たちの取っては、ほの白い顔ひとつあれば、胴体は必要なかったのだ」。「東洋人は何でもないところに陰翳を生ぜしめて、美を創造するのである」と。闇、陰翳から女性の美しさを述べています。「『女』と『夜』は今も昔も附き物である」と。男性の視点ですかね。

清潔度、恋愛から各国の国民性も論じています。

まだ電灯がなかった時代の、今と違った美の感覚が書かれています。日本では陰翳を認め、陰翳の中でこそ生える芸術を作り上げてきました。 建築、照明、紙、食器、食べ物、女性、化粧、能や歌舞伎の衣装など、多岐にわたって陰翳の考察がなされています。

解説を吉行淳之介がしています。
1975年に文庫になり、私が読んだ本が2015年改訂29版です。今や古典ですね。古典の良さのある本でした。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

御岳山とレンゲショウマ

迷走台風が間もなく太平洋岸から東北に上陸する予報です。大きな被害がありませんように。
横浜はこのところずっと降ったり止んだりの天気でした。

今年で3回目となるHさんの案内の夏の御岳山。朝早く家を出て、今年も御岳山のレンゲショウマを見に行きました。一昨年が8月25日、昨年が9月5日、ともにお花の盛りを過ぎていたので、今年はお盆の過ぎた19日と決めました。

早朝,すごい雨だったとかで、着いた時はまだ小雨模様でした。ケーブルカーは満員。この悪天候にもかかわらず、観光客が多い。木立の向こうは靄がかかっていました。

DSC_5620_convert_20160830112358.jpg

今年も森の妖精、レンゲショウマに会えました。肉厚の花びらに水滴をたたえ,重さに下を向く可憐な花です。
DSC_5667_convert_20160830112430.jpg

DSC_5684_convert_20160830112523.jpg

森はまだ靄っています。
DSC_5744_convert_20160830112706.jpg

最近倒れた木でしょうか。生々しく折れ口を見せています。
DSC_5676_convert_20160830112455.jpg

初めて産安社が開いているのを見ました。
DSC_5694_convert_20160830112557.jpg

蜘蛛の巣がきれいです。
DSC_5717_convert_20160830112625.jpg

雨もすっかり上がり、森の中に日が差してきました。
DSC_5758_convert_20160830112831.jpg

レンゲショウマも朝日に輝いています。
DSC_5750_convert_20160830112805.jpg

山道はぬかるんでいて、あっという間に靴はドロドロになってしまいました。
あちこちで滑って泥だらけになっている人がいました。慎重に足を運びました。名残惜しかったのですが、転ばないうちにと、山を下りました。

御岳渓谷では時代劇のような釣り人が見えました。
DSC_5808_convert_20160830112904.jpg

御岳小橋を渡って、「いもうとや」で昼ご飯を食べました。

窓からカヌー人が下りてくるのが見えました。

DSC_5849_convert_20160830112934.jpg

この御岳渓谷では数十年前からカヌーのスラロームの練習が行われていました。リオオリンピックで初めてカヌーで銅メダルを取り、脚光を浴びたので、カヌー人口が増えるのではないでしょうか。

DSC_5878_convert_20160830113011.jpg

暑さに弱い私も山の上は幾分涼しく、山の空気で生き返ったような気がしました。レンゲショウマの写真を撮るにはもっと早い時期の方が良さそうですが、お盆時期に当たるので,山も満員になるのではないかしら。

海もいいけど,山もいいなあ。
昼ご飯を食べて帰路に着きました。

Hさん、今年もありがとう。いつまでも散策できるよう、足を鍛えましょうね。

テーマ : 写真日記 - ジャンル : 日記

灯籠流し (目久尻川)

お盆の灯籠流しが藤沢と海老名を流れる目久尻川で行われました。小さいローカルな行事でした。

目久尻川のそばを新幹線が通っています。

DSC_5090_convert_20160823134237.jpg

目久尻川の畔を歩きました。
かわいいカエルが葉の陰に隠れていました。
DSC_5095_convert_20160823134312.jpg

アゲハチョウも
DSC_5104_convert_20160823134335.jpg

もう傾き始めた夏の日差しが川を照りつけます。
DSC_5232_convert_20160823134411.jpg

向こうの岸を歩く人影
DSC_5263_convert_20160823134438.jpg

風の盆、フラ、ジャズオーケストラなどが行われました。
DSC_5269_convert_20160823134546.jpg

もう日が落ちようとしています。そして灯籠流しが始まりました。川に浮かべてから点灯しました。
DSC_5337_convert_20160823134620.jpg

灯籠流しと新幹線
DSC_5369_convert_20160823134641.jpg

すっかり暗くなって子供たちの太鼓が始まりました。元気で上手な演奏でした。
DSC_5458_convert_20160823134712.jpg

いつも帰りが大変です。バス停で長く待ちました。お盆も終わりました。

テーマ : 写真日記 - ジャンル : 日記

蓮池 (薬師池公園)

8月1日の暑い朝、蓮を撮りに町田市の薬師池公園に行きました。
薬師池公園は大賀博士の大賀ハスですが、毎年、蓮はぱらぱらしか咲いていません。

DSC_4799_convert_20160823100753.jpg

いろいろな小さな動物が見られます。
DSC_4818_convert_20160823100816.jpg

危なかったね、トンボさん。「何を撮っているんですか」と声をかけてきた女性を察して,トンボは飛んで行きました。
DSC_4864_convert_20160823100841.jpg

羽が痛んだシオカラトンボ
DSC_4880_convert_20160823102312.jpg

オニヤンマ
DSC_4945_convert_20160823102332.jpg

ミズスマシの作る波紋
DSC_4792_convert_20160823102223.jpg

DSC_4795_convert_20160823102246.jpg

かわいい男の子に出会いました。古民家へ駆けて行きました。
DSC_5008_convert_20160823100911.jpg

DSC_5065_convert_20160823100951.jpg

毎年この時期、園内のフォトギャラリーで国際写真サロン展が開催されています。国内50点、海外80点です。今年も知り合いの方が入選しています。Aさん、おめでとう。
汗を拭き拭き、館内に入り、誰一人いない館内で涼みながら、作品を堪能しました。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

阿波踊り 

台風とともにリオオリンピックも高校野球も去って行きました。一般新聞もスポーツ新聞のようでした。
これで暑い夏も終わりとなればいいのですが,まだ8月、これからも残暑は続くでしょう。

ちょっと夏の風物詩をご紹介します。

暑い時間の外出は苦手で、夕方から大和阿波踊りの撮影に出かけたのは7月30日のことでした。

大和駅前の道路を連が踊ります。
DSC_4415_convert_20160823092628.jpg

女性による男踊り
DSC_4335_convert_20160823092600.jpg

大和は厚木基地も近いし、インドシナ、中国の人が多く居住するいちょう団地も近いので,外国人が多いのです。
浴衣姿の外国人一家、連の先頭で踊る外国人もいました。

DSC_4507_convert_20160823092651.jpg

めだか連 (子供たち)
DSC_4580_convert_20160823092715.jpg

日が落ちて、足捌きもぶれます。
DSC_4670_convert_20160823092758.jpg

DSC_4691_convert_20160823092813.jpg

にわか連ができました。踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損損。

DSC_4774_convert_20160823092840.jpg

暑がりで浴衣も着られなくなって何年になるでしょう。
浴衣を着て踊る人たち、暑いでしょうね。会場では知ったカメラマンに何人も出会いました。
後日、いろいろなアングル、ぶれ、ぼかしなどを狙った作品を見せてもらうのが楽しみです。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

『ゆうじょこう』村田喜代子

著者村田喜代子は1945年、福岡八幡の生まれ。87年、『鍋の中』で芥川賞受賞したのをきっかけに『白い山』で女流文学賞、『真夜中の自転車』で平林たい子賞、『望潮』で川端康成賞などを受賞しています。本書で読売文学賞を受賞しました。

「貧しさ故に熊本の郭に売られた海女の娘イチ、郭の学校、女紅場(じょこうば)で読み書きを学び,娼妓として鍛錬を積むうち,女たちの悲哀を目の当たりにする。妊娠するもの,逃亡するもの、刃傷沙汰で命を落とすものや親の更なる借金のために転売されるものもいた。しかし,明治の改革の風を受け、ついに彼女たちはストライキを決意するー過酷な運命を逞しく生き抜く遊女を描いた。」

目次がほとんどひらがなです。
「なみの上」
「へ(灰)がふっ(降る)とおもいだす」
「いやい(蟻)が ないておりも(申)した」
「じ(地)のそこがほげもした(抜け申)」
「しろい ち(血)ば すい(吸い)もした」
他「あたいは たちいお(太刀魚)に なりもした」
「しょうぎ(娼妓)に おやは いりませぬ」
「なみの上で しにまする」などがあります。

イチは女紅場という廓の学校で勉強し、文字を覚え,自分の気持ちが綴れるようになるのです。
時にひどく殴られ、血を流し、娼妓となるわけですが、村田の筆致にはじとっとした湿り気はありません。三島由紀夫の『潮騒』のように、海の娘の素朴な逞しさ,賢さがあるのです。廓という状況下なのに、誰を恨むわけでもなく、前へ進もうとする強さがあるのです。

イチは硫黄島から熊本の東雲楼という大きな郭に売られてきた15歳の娘。時は明治36年。着いた日に他の3人の娘と同様、楼主に股を割られ,検分された。うりざね顔で、海で鍛えた美しい体を持つイチは高い値でこの東雲楼に売られてきたのだ。ここでは国訛りは御法度。イチは「こけー、こー(ここへ来い)」「こー、けー(これをください)」とニワトリのような声を出す娘だった。

しばらくはまだ店には出ず、東雲楼随一の花魁、東雲の部屋子となり、化粧の仕方、言葉遣い、立ち居振る舞いを学ぶことになった。

寝床のおける性技も、遣り手婆から特訓を受け、午後は女紅場で勉強。そこには元士族の娘で没落し,元娼妓だった鐵子さんがお師匠さんとして娼妓の暮らしに必要な言葉、文字、計算などを教える。明治34年開校。この廓、女紅場は実在したという。

イチの日記
じょうり(草履) はくの わすれて
いぬ、ねこだと 言われました
あたいの おとさん おかさん
しまでは はだしで あるいている
あたいは ここで じょうり はいている
じょうりを はいたら にんげん でしょか

このイチの日記がとてもいいのです。これは作者が創作したものなのでしょうか。資料から見つけたものなのでしょうか。

50がらみの男の初穂刈り イチは「痛て、痛て」と目を見開き、涙を流す。そしてイチは「はつほのばんにじだ(地面)がほげもした」と綴るのだった。

お師匠さんの鐵子さんは福沢諭吉の『新女大学』を読み、発奮したり,腹に据えかねたりしている。諭吉の女子への公平な愛というものは身分のある家の婦女子だけに注がれていることがわかり、腹を立てる。吉原で年季明けまで働き,稽古を治め、東京帝大の理学士と結婚しベルリンで暮らす友達もいたという。

鐵子さんは太陽が一番偉いと娘たちに教える。父母のため,親孝行のためという名目で、ここにいる娘たちは売れてきたが、お天道様のために売られることない.ただ恵みの光を注ぐだけだと語る。

花魁の紫が妊娠し、出産したが、子供を手放さず、東雲楼にも戻らず、姿を消した。

そんな頃、造船所でストライキが起きた。東雲楼の女郎たちも待遇改善を訴えてストライキに入る。
「たばこのね、さげれ」
「客のない日も ばんめしくわせ(食わせろ)」
と項目を並べ、紙に書いた。これに花魁の東雲さんも加わることになる。

お師匠さんの鐵子さんが樋口一葉のように賢く、全体を引き締め,引っ張って行くのですが、この鐵子さんが描写がもっと少なかったら、どうだっただろうかと思いました。

この作者の本をもっと読みたいと思いました。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

 猛暑&水泳&オリンピック

連日猛暑日が続いています。

こう暑くては撮影にも行かれません。でも、このシーズンは祭りや花火、灯篭、氷彫刻などイベントが沢山あるので、周りの写真好きたちはあちこち撮影に出かけています。私は暑さに弱く、こんな暑いと撮影に出かけないので、毎年秋になると在庫がなくなる始末です。

では何をしているかといえば、水泳からスタートしたリオ・オリンピックのテレビ観戦。こんなにテレビの前に釘付けになっているのは初めてです。リアルタイム、録画でなんど見ても飽きることがありません。オリンピック選手は特別な筋肉を持つスーパースター。そんな選手のパフォーマンスを見ても、参考になることはあまりないのですが。

オリンピックに向けて4年間ひたむきに練習してきたからといって、選手みんなの努力が報われるわけではないのが勝負。そのパフォーマンスと選手の哀楽にテレビ前の私も感動してしまうのです。メダルがいくつ取れたかはあまり関心はないのですが、スポーツは真面目に見れば見るほど面白いですね。

そして私は連日プールで泳いでいます。約2時間、私も私なりに基本練習から真面目に取り組んでいます。マスターズが終わってから、クロールの見直しをしています。水泳は学ぶべきテクニックがたくさんあります。スタートが遅かったので、この歳になっても、このテクニックを身につければ、フォームも距離もタイムも向上します。

記録会の100m個人メドレーにエントリーしました。金メダルを取った萩野の4分の1です。初めてで、無事完泳できればというレベルですが、どの泳ぎも少しずつ進歩してきたので、チャレンジです。楽にバタフライが泳げ、ターンがうまくいけばと今日も練習してきました。

6歳上の義姉が数ヶ月前に水泳を始め、やっと25mのクロールとバックができるようになったととても喜んでいました。この歳になってからできるようになったことが嬉しいと。水泳はそんなスポーツです。

テレビ観戦しながらこんなブログを書いちゃいました。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

『ご機嫌な彼女たち』 石井睦美

著者石井 睦美(1957年神奈川県生まれ)。
1990年『五月のはじめ、日曜日の朝』で第三回毎日新聞はないちもんめ童話大賞・新美南吉児童文学賞などを受賞。2003年、小説『パスカルの恋』で第14回朝日新人文学賞を受賞し、筆名・駒井れんとして発表。2011年、『皿と紙ひこうき』で第51回日本児童文学者協会賞受賞。2015年、『わたしちゃん』で第26回ひろすけ童話賞受賞。絵本の翻訳も多数手がけており、2006年にはサラ・マクメナミー『ジャックのあたらしいヨット』の翻訳でが第53回産経児童出版文化賞大賞を受賞した。

石井氏のように児童文学に携わっている人の文章は平易で読みやすく、本書もサクサク面白く読めました。

本書の主人公はシングルで、子持ちの女性たち。

突然夫が家を出ていき、離婚し、娘の杏と暮らす寧(ねい)はフリーの校正者、42歳「それもわたしか」とつぶやきながら、家事をこなす。

寧の大学時代の友人で、問題児、翔を抱える万起子は子育てに悩みながらスタイリストとしてバリバリ働く。時に寧を頼りながら。年下の恋人がいる。

美香は20歳で美雨を生み、未婚の母となり、スーパーで働く。29歳。美雨は利発な子だが、突然美香とも誰とも口を利かなくなった。美雨と翔は同じクラス。美香と万起子はともに担任に呼び出される。

夫を癌で亡くし、料理屋を営む崇子。53歳。崇子と万起子は同じマンションに住む。

今日もバツイチ女性が集まる。

子供を抱え、懸命に生きる女たち。年齢も職業も違うが、ともに子供を抱えて生きる。四の五の言っている暇はない。時につまみながらしゃべり明かす。

実際にはちょっとうまく行き過ぎと思わないでもないけれど、このくらいの緩さがあるので、読後感がよかったのかもしれない。アラフォーの女性から読後感を聞いてみたい。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

| ホーム |


 ホーム