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『異類婚姻譚』 本谷有希子

本書は今期の芥川賞受賞作品です。今回もダブル受賞でした。

著者本谷は1979年石川県生まれ。「劇団、本谷有希子」を主宰し、作・演出も手がける多才人です。芥川賞候補4回目での受賞。本谷は配偶者あり。そして1児の母。

「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」――結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作」

WIKIによれば、異類婚姻譚とは、人間と違った種類の存在と人間とが結婚する説話の総称。世界的に分布し、日本においても多く見られる説話類型だそうです。

登場人物名が全部カタカナで通称のようで覚えにくい。主人公はサンちゃん。
長年連れ添った夫婦って似ているカップルが多く、特に雰囲気が似ている夫婦は仲がいいというのが私の持論です。

家に帰ったら,何にもしたくない、何も考えたくないという旦那で、とろけそうな毎日を過ごしている。そして顔も崩れていって、同化していく。夫婦が、蛇同士が飲み込み合って蛇ボールになるのと同じというちょっと薄気味悪い、背筋がぞっとするような話でもあります。説話、譚って、みんなちょっと不気味なところがありますね。

うちの中であたり構わずおしっこをするキタエ(古いカタカナのエ)のネコ、サンショ。
娘のうちのネコ、ミミもおしっこたれ。かいくんもおねしょもなくなったのに、ミミは相変わらずおしっこたれの様子。治らないとサンショのようになっちゃうよ。。。

あるときから揚げ物を揚げ続ける旦那。
「あなたはもう、旦那の形をしなくていいから、好きな形になりなさいっ」

揚げ物やら、芍薬やら、何やら違和感が残ります???
独創的というか、ヘンなお話なのですから、当然なのかもしれません。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

早春の三浦半島

天気のいい2月7日の日曜日、バスで三浦半島に行きました。早春の光に輝く三浦の海はきれいでした。

まず金田漁港。 漁網の向こうでカモメが乱舞しています。漁師さんが「三浦の北海道」と言っていましたが、北風が吹く寒い漁港です。
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風を避けて、その網を修理している漁師さん
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たこつぼ。タコはこんな中に入るんだ。
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海岸ではわかめを干していました。
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海岸線に沿って岩場を歩きました。
釣り人と海サギ
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大きなお釜で大豆を煮ていました。
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のりを干していました。干し具合をチェックするおばあさん
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海岸から少し入ると三浦の畑が広がっています。
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江奈漁港で昼ご飯を食べました。

もう大根を大量に海岸に干す時期は終わってしまったようです。切った大根を干していました。
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この切り干し大根、すごくおいしいのです。大根農家に買いにいくことにしました。
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84歳のおばあさんも戦力です。
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こんな器械で大根を洗い、
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真っ白になった大根を積み上げていきます。
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三戸浜の夕景 天気がよかったので赤く染まってきれいでした。
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最後に漁港のネコたち 
網の上を歩くネコ
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ひじきの干してあるところから道路を渡るネコ。気をつけてね。
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船に乗ろうとするネコ
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こんなところでまったりと
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気持ちのいい日曜日でした。

テーマ : 写真日記 - ジャンル : 日記

『サラバ!(上・下)』 by 西加奈子

本書は37歳になるまでの少年の成長記であり、そしてかなり変わった家族の記録でもあり、心の変遷記でもあります。
700ページを超える長編大作です。

著者西加奈子は1977年生まれ。父の赴任先イランのテヘランで生まれ、エジプトで幼少期を過ごす。本書で直木賞受賞。

「サラバ———
その力の途轍もなさに
彼はまだ、少しも
気づいてはいなかった。

1977年5月、圷歩(あくつあゆむ)は、
イランで生まれた。 
父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。
イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。
後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずに―。」


美形の両親と娘と息子。美しく、豊かで幸福な(はずの)4人家族。

僕(歩)は出生のときから、「この世界に,左足から登場した。母の体外にそっと、、、」というように、子供ながら目立つことの嫌いで、自分の気配を消して、その場の空気になじむことを特技とする子供だった。母親に似て美しい歩。

一方4歳上の姉は「私を見て」と周囲の目を集めたいばっかりに、奇行に走り、結果周囲から浮いて疎外されてしまう。美しいとは言えない姉。歩は物心ついた頃から、姉を反面教師として目立たなく生きる術を学ぶ。

母親は自分が楽しく、幸せになることに精一杯で、世間でいう母親らしいことをしない。この姉(娘)と母親は小さい時からまさに「相性」が悪く、全く折り合うことすらできず,反目し合う。

父は異国の地で、奇行を繰り返す姉にもおとなしい歩にも愛情を注ぎ、母を愛してきた。ひたすら働く父。

成長するにつれ、姉の奇行は激しさを増していき、母との対立も深刻化していく。この奇行さは半端ではない。どうしてこういう娘になったのだろうか。

カイロで出会ったヤコブとの友情。ヤコブによって世界が広がり、温かい家庭も知る。ヤコブと二人だけの別れの言葉、「サラバ」。元はアラビア語の「マッサラーマ」が「マッサラーバ」となり、「サラバ」が二人をつなぐ魔法の言葉となっていった。

歩が小学一年生のときに移住したエジプト・カイロで1通の手紙が届き、突然解体が始まり、両親は離婚する。帰国後、大阪にある母の実家の近くで暮らすことになる。祖母、叔母,そして近所に住む矢田のおばさん。
歩はサッカー少年となり、高校のサッカー部で、本、音楽にも詳しい、須久という親友もでき、恋人もできます。

ここで上巻が終わります。

著者西加奈子は性別を替え、同じ生年、同じ生地という共通点を持つ主人公を登場させました。歩は、17歳のときに阪神大震災を体験し、姉の貴子は震災によって大きな心の傷を負い、信仰(?)生活を送るようになり、奇行を繰り返すようになります。親友の須久も震災によって学校に来なくなります。歩は東京の大学に進学し、姉弟、母息子、そして須久との距離は遠くなっていきます。

歩は恋人に
「歩は、いつも,頑張っている人のことを見下してる」と言われます。
「いつまで、そうやっているつもりなの?」「僕はその質問から全力で逃げていた」

少年期に出会い、成長期にふれあった人たちと大人になって再会し、歩はまた新しい1ページを歩むのです。

後半まとめ過ぎの感はありますが、壮大で気持ちのいい本でした。アラフォーの人が読んだらもっと心揺さぶられるものがあるのではないでしょうか。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

節分の日

2月に入ってから日差しにも春を感じるようになりました。昨日(14日)は春一番が吹き、東京も23度まで気温が上昇したかと思ったら、今日の夕方にはまた寒気が戻ってきたようです。気温の変動が激しく,体調を崩していらっしゃる方も多いのではと思います。

花粉症はいかがでしょうか。私はこの数日風邪だか花粉症だかわからない症状が出ています。というのも例年の花粉症より風邪っぽいのです。でもこの風邪の症状が悪化することはありません。喉がいがらっぽくて、少し鼻が出て、体がだるく,やたらに眠いです。

2月3日は朝からいい天気で、鎌倉の建長寺へIさんと出かけました。
着いたのはちょうど桜川ぴん助社中による「かっぽれ」奉納が始まる時(11時)でした。駐車場と本殿前と2回行われました。

女性によるかっぽれ
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獅子舞も
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本殿の前で
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この後豆まきが行われるのですが、私たちは水行が行われる龍口寺へと向いました。
2回、今年も女性が一人水行をおこなっていました。

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豆まきが始まるまで、恵方巻きを食べて、境内の子供たちや梅の枝をついばむメジロを撮ったりしていました。
目が悪いので、日頃鳥を撮ること(見つけること)はめったにありません。メジロはチョウチョのように動き続けていて、梅の枝の陰に入ってしまって、写しにくいこと。
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豆まきが始まりました。水行を行ったお坊さんが法衣を着て豆まきをしました。
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私も小袋に入ったマメをたくさん広い,コートのポッケに入れました。

そのあと、江ノ島に向いました。特に目的はありません。ぶらぶら散歩しながらゆっくり撮影。
江ノ島のネコちゃんたち
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春の海は夕日にきらきらと光っていました。
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カモメもたくさん
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日没まで楽しみました。
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春の一日をゆっくり楽しみました。

テーマ : 写真日記 - ジャンル : 日記

『村上海賊の娘』by 和田竜

本屋大賞を受賞し、大ベストセラーとなった『村上海賊の娘』は上下で約1000ページの大作です。あまり長いので、途中何度も投げ出そうかと思いましたが、読み終わってみれば、面白いエンターテイメントでした。

作者和田竜は1969年大阪生まれ。

本書は『週刊新潮』に2011年から2013年にかけて連載され、2013年10月に新潮社から加筆され、刊行されました。
ちょうど本書を読んでいるときにテレビで和田の作家デビュー作の映画『のぼうの城』を見ました。本書は信長時代、のぼうの城は秀吉時代のお話です。

時代物に弱い上に、瀬戸内海の海賊の話など全く知らなかったので、読み始めは言葉をネットで調べながら進めました。

「『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作! 和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。」

内容(「BOOK」データベースより)
「和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。」

本書は何もかも全部本書に文章化されています。すなわち、大坂本願寺の「大坂」という文字の由来、昔の場所が今のどこであるとか、登場人物の台詞の根拠となる原資料などが候文のまま本文の中に書かれているのです。解説が小説の中にあるので、わかりやすいと言えばわかりやすいのですが,ストーリーの流れを阻害しています。
巻末には論文と見まごうばかりの参考文献が並んでいます。4年の歳月の大半をこれら資料読みに費やしたのではないかと思われました。

大河ドラマをほとんど見ていないので、この頃の歴史にも疎く、海賊などというのはジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビアン」ぐらいしか知りません。

村上海賊は現在の広島県と愛媛県の間の瀬戸内海の島、芸予諸島に拠点を持つ海賊、その海賊王の娘景が大坂本願寺に向かって瀬戸内海を東へと進みます。そこで出会った泉州(大阪)の海賊の会話も海の男たちの会話で、荒っぽい泉州弁(隣の河内弁に似ているのかな?)。会話も運びもかなり劇画風です。泉の男たちの会話はユーモアがとても大事。そうか。。。今の大阪人に通じるものがあるのかな?

登場人物が海に生きる男たち(主人公は娘ですが、まるで男)だからか、思索的なところはなく、戦略と行動あるのみで思考もとてもシンプル。冒頭にこの時代の瀬戸内海の地図と登場人物の説明が簡単になされています。親の名前をとって名付けられているので、似ていてちょっと中断すると分からなくなってしまいます。この地図と登場人物のページを何度も見ながら読みました。登場人物の性格も初めの人物紹介そのままでした。

織田信長の最大の強敵は全国の一向宗門徒の上に君臨した大坂本願寺。信長と本願寺の十年間にわたる戦いは「石山合戦」と呼ばれた。時は1576年。鉄砲伝来1543年から30余年を過ぎた頃である。鉄砲傭兵集団、雑賀党も登場する。

主な登場人物は主人公の瀬戸内海の海賊王、村上武吉(たけよし)娘、景(きょう)、他村上海賊の一族。毛利家、織田方(信長を支援する泉州の海賊たち)、大坂本願寺の僧侶と門徒たち。

村上景は力のある男まさりの大女で、伊予では醜女と言われ、海賊働きにあけくれていた。堺では景のようなバタ臭い女を美女というらしいと知った景は、海賊の伴侶を求めて、本願寺の門徒と一緒に堺へと向かう。冒頭で女の美醜ばかりが論じられていてうんざり。
 
戦さに勝つためには、全力を尽くす男たち。景は武芸こそ達者だが、女ゆえに本物の合戦の経験はなく、参戦したいと渇望している。

泉州眞鍋海賊の若き当主、剛強無双の巨漢、眞鍋七五三兵衛(まなべしめのひょうえ)は「戦場で俳味を捨てたり、利に走ったりするような真似はしない。」「無謀にも強敵に挑んで阿呆丸出しで死んでいく。人々の度肝を抜いて阿呆と賞賛されることを何よりも好む」「決して勝負を捨てぬものだけが、勝ちを得る」そんな男だ。

泉州海賊のベタな泉州弁。江戸(東京)との文化の違い。この文化の違いは今も脈々と続いているのでしょうか。関西のお笑い、橋下徹、清原。在京の関西人に話を聞いてみたくなりました。

種子島(鉄砲)、槍、銛、焙烙玉(ほうろくだま)こうした武器で繰り広げられる戦さ。命がとても軽い。

ハリウッドの血で血を洗う西部活劇を見ているようでした。活劇好きの男性にはやめられないストーリー展開。きっとこの本も映画化されるでしょう。

現在は安全なところから飛ばすミサイルで兵・民の見境もなく殺戮する時代となっています。21世紀の今もシリア、アフリカなど軽い命の国がたくさんあって、変わっていないのです。

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