国際交流会の撮影を頼まれて出かけました。
1時間ほど早めに着きました。懐かしい方々にご挨拶。15年ほど前にもちょっと写真を習っていて、そのころも撮影係を仰せつかって、何年かこうしたイベントの写真を撮っていました。そのときはフィルム時代でしたが、いろいろなことを知らなかったので、気楽に撮っていました。
外は雨、思ったより照明も暗い。まずは数枚撮ってみました。ISOを1600にしてもシャッター速度は上がらない。仕方がないので絞りを開放に。それでもレンズが300mmの望遠なので、ぶれるかぶれないかのぎりぎりライン。ン〜。困ったなあ。もっと明るいレンズがあればよかったのかな。
なるべくしっかり構えてぶれないよう、シャッターを切りました。外国人のお客様が続々と来場しました。

メインイベントの落語のワークショップと落語が始まります。
落語家の林家きく麿師匠です。後ろには金屏風。明るくすると金屏風が白とびしそう。

通訳はいるのですが、きく麿師匠は英語は不得意なのか、笑いを取るためなのか、とにかくbroken Englishで笑わせながら、どんどん進みます。
扇子が箸やペンになり、手ぬぐいが携帯になりました。いよいよワークショップです。

高いステージからさらに高座を設置、立つと天井にぶつかります。
高座に上がった外国人、熱々の肉まんを食べるそぶり、なかなか上手でした。

肉汁が滴ってきたのを舐める様子。

こんな可愛い少女も高座に上がりました。

演目は「時そば」、ズルズルとすごい音を立ててそばをすすります。といっても実際そばを食べている訳ではありません。外国人はこの食べているときの音を無作法としてひどく嫌います。これは音だけですが、まあ、実際に食べている時よりすごい音が延々と続きます。どう思ったでしょうね。
歓談の合間に折り紙、囲碁将棋など日本文化の体験コーナーがあります。

将棋、

書道

茶道

閉会の挨拶が行われてもまだイベントコーナーからに人が連なっていました。
楽しく写真を撮ることができました。家に帰って写真を開きました。書道コーナーを重点的に撮るように依頼されていましたが、3畳ほどの白い下敷きと白い用紙、窓際なのにあいにくの天気で自然光は弱く、照明も弱い。テーブルを囲む人たちはやはり暗いです。それから光量不足でスナップはやはりぶれている写真も多い。記念写真だけはしっかりピントが合っていてホッとしました。
撮った枚数は約600枚。うち約500枚残しました。そこから270枚を選びました。通常600枚撮影しても作品にするのは多くて10枚。それが270枚もあるのです。撮って出しをする訳にもいかないので、一枚一枚補正していきました。
2週間かかってやっと補正を終え、データで送りました。
使えるいい写真があったでしょうか。プロはお客様のニーズにあった写真を撮らなければなりません。そしてそのチャンスは一度限りです。プロって大変だなあと思いました。
テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記