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『母の遺産 新聞小説』水村美苗

ブログを更新する時間もないうち、バタバタと9月も後半となりました。まだ暑いですが、朝夕はやっと涼しくなり、あっという間に秋ですね。

いろいろことに追われている間に図書館に予約していた『母の遺産 新聞小説』が届いたので、読み始め、これがまた写真の整理、ブログの更新、ほか雑事が停滞する原因ともなりました。524ページの本ですが、一気に読みました。

2010年末に『本格小説』の読後感をブログに書きましたが、それを読んでくれたSさんが、読売新聞に水村美苗の『母の遺産 新聞小説』が連載されていて、面白いと教えてくれました。(読売新聞土曜日夕刊 2010年1月〜2011年4月)

中央公論社 2012年3月25日初版発行

内容(「BOOK」データベースより)
家の中は綿埃だらけで、洗濯物も溜まりに溜まり、生え際に出てきた白髪をヘナで染める時間もなく、もう疲労で朦朧として生きているのに母は死なない。若い女と同棲している夫がいて、その夫とのことを考えねばならないのに、母は死なない。ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?親の介護、姉妹の確執…離婚を迷う女は一人旅へ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水村美苗
東京都に生まれる。父親の仕事の関係で十二歳の時に渡米。イェール大学および大学院で仏文学を専攻。創作の傍らしばらくプリンストン大学などで日本近代文学を教える。1990年『續明暗』で芸術選奨新人賞、1995年『私小説from left to right』で野間文芸新人賞、2002年『本格小説』で読売文学賞。2009年には『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』で小林秀雄賞を受賞

 

「新聞小説」という副題を付けた理由は、この小説が新聞小説であっただけではなく、「主人公の祖母が尾崎紅葉の新聞連載小説『金色夜叉』に読みふけり、「ヒロイン・お宮はこの私だ」と思い込んで、恋より「ダイヤモンド」を選んだお宮とは逆の人生を、フローベールの『ボヴァリー夫人』のような不倫の恋を、選んだ時から、祖母―母―娘(主人公)とつづく女の人生があったという設定にある。
「日本に新聞小説というものがなければ、母も、私たちも、生を受けることはなかった」と姉妹はしみじみ語り合う。

同書は「娘と母との確執」と「夫との愛の不毛」に苦しむ老いへ向かう一人の女の話だ。私にも娘がいる。出生時に娘を望む女性は多いが、母親をひどく恨んでいる娘から共依存と思われる娘まで、娘と母親の関係は息子と母親の関係以上に難しい。母娘の共依存は仲のいい親娘と見られ、母息子のマザコンほど問題視されていない分、歯止めが利かず、問題が多いように思う。

『母の遺産』ではわがままな母にさんざん手こずり、母がいつ死んでくれるのかと思うのだが、なぜそこまで母親の要求に振り回され続けるのか?
カミユの『異邦人』での書き出し、"Aujourd'hui, maman est morte"と言える日を待ち望む姉妹。

話は母・紀子の通夜が終わった夜、姉妹の電話から始まる。

主人公、美津紀は母の死後、母との過去と夫との現在を整理するために、長期滞在の旅に出る。行き先は箱根の古い高級ホテル、携える本は『ボヴァリー夫人』、明日の自立へ踏み出す。

私小説の影の濃い小説だが、美津紀(作者)の姉と私は私立女子中学の同級生だった。そして彼女たちの実家(紀子の家)は私が新婚時代に住んでいた小田急線千歳船橋駅、美津紀が滞在したホテルは「湖のホテル」=「山のホテル」で知り合いが勤めていたホテル。

もちろんこれはフィクションで、実際姉妹は実年齢より数年若いが、もしかしたら、それはお母さんを実際に亡くした年齢だったのかもしれない。

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夏祭り(3)鎌倉ぼんぼり祭り

8月9日、写真の教室の後で、カメラを持参してきた3人で急遽ぼんぼり祭りへ出かけました。以前から一度行ってみたいと思っていました。

着いたのはもう夕刻。この日が最終日でした。

こんなぼんぼりもありました。
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そしてオーソドックスなぼんぼりも
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お琴の演奏も始まりました。
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鎌倉の夜も更けていきました。

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夏祭り(2) 大和阿波踊り

気がつけば9月。この変わりやすい変な天気で、猛暑は一段落。そして私も今日は久々家にいて、雑事も一段落しました。

この8月は暑い中Macの子守りをしながら、熱風の中走り抜けた感じです。

汗を流しながら、いろいろな夏祭りを見ました。すっかり遅くなってしまいましたが、忘れないように少し記録したいと思います。

7月29日大和阿波踊り。用事のついでに、カメラを持って一人で出かけました。ローカルな町なのに結構いろいろなところから連が来ています。

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下駄を履いて踊りはなかなか疲れそう。
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鼻緒を直しながら

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体調不良で、早々に帰りました。

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