今11月に豊洲に移転することになっていた築地市場、揉めに揉めています。築地市場は老朽化し、手狭になったための移転だそうですが、土壌汚染対策の盛り土をするはずが空洞で、「いつ、誰がきめた」かわからない、空洞を知らなかったという無責任さ。これからどうなるのでしょうね。
その築地に行ってきました。それもこの騒動が起こる前、11月に移転することになっていた6月末日のことです。間もなく場内市場がなくなってしまう前に写真を撮っておきたいと思いました。
まだ築地のマグロの競りを見たことがありませんでした。朝5時半に開始では始発に乗っても間に合いません。築地市場内に宿泊することとなりました。朝の2時半に整理券をもらうために見学受付の窓口に並ばなければなりません。代表はダメで、申し込みには全員が並びます。夜更かしの私としては2時半は寝る時間で、完全に昼夜逆転ですが、それでも友達と一緒なので、修学旅行気分ででかけました。
10年前、都内に住む欧米人が築地に興味を持ち、始発や車でマグロの競りを見学に行く人がたくさんいました。今も外国人が大半ですが、中国人が圧倒的多数でした。
2時38分 受付窓口の前で、まだ真っ暗ですが、すでに築地の名物ターレット、通称「ターレ」が走っていました。

受付を済ませると、場内の控え室に案内されベストを渡されました。それを着用して、5時半まで待機しました。前半組と後半組でベストの色分けがなされていました。
5時26分 いよいよ見学開始です。
こんな目立つベストを着て整列して場内市場に入りました。

まずはマグロの競りからです。大きな生のマグロの競りは他の場所で行われているらしく、観ることはできませんでした。それが見たかったんだけど。。。ずらっと並んだマグロは尾びれが落とされ、その前に刃が入れられています。

それにライトを当ててチェックしていきます。色つやで味や歯ごたえがわかるのでしょう。

いよいよ競りが始まりました。
思ったより静かです。手で売り買いの合図をしているのですが、素人には何もわかりません。凍ったマグロに直接赤いペイントが書かれていきました。

買われたマグロは冷凍車に乗せられて、どこへ行くのでしょうか。6時9分

発泡スチロールが積まれている場内をターレが走ります。

この並んでいるマグロの頭は今朝購入したものなのでしょうか。9時半

大忙しの場内

場内は古くて暗いです。

後片付けをしています。そろそろおしまい。

どの仕事ぶりも興味深く,写真もたくさん撮ったのですが、きりがないのでこの辺で終わりにします。
すぐ近くに波除稲荷があります。ちょうど6月30日で、茅の輪が準備されていました。場内から出てきたら、外国人がガイドの案内に従って、茅の輪を八の字を書いてくぐっていました。

なんかおかしいです。
この移転問題、どのような解決に辿り着くのでしょうか。
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